ここでは、RF-1010(以下"1010")の内部と調整箇所について、分かる範囲で記載します。
なお間違いなどがあるかもしれませんし、画像が多いのでこの点はご容赦願います。またくれぐれも自己責任で行ってください。故障などが発生した場合の責任は取れませんし、電解コンデンサの極性を誤って半田付けする事は火災や爆発の危険性があります。よろしくお願いします。
1.分解手順
分解は比較的簡単です。ただ裏蓋のアンテナと基板が細いケーブルでつながっているので、切断しないよう注意が必要です。
組み立ては、分解と逆の手順で行います。
(1) 本体裏面のネジ6本を外します。ネジは6本とも同一のものですが、1本は電池蓋の裏に隠れています。
(2) 裏蓋をゆっくり外しながら、フロントパネルと裏蓋の隙間から配線を確認します。アース接続の線(1本)と電池の配線(2本)があるはずなので、それの基板側コネクタを引いて外します。
(3) コネクタを外したら、裏蓋が取れます。トラッキングや受信周波数ズレの調整だけなら、この状態で可能です。
さらにフロントパネルまで外す場合は、以下のように行います。
(4) フロントパネル側のつまみ類(TUNING, VOLUME, TONE, BAND SELECT, SW BAND SELECT)を、全て外します。
(5) 上の図で「←」で示した3本のネジを外します。
(6) 上の図では右上の奥に、ダイヤルライト基板を固定してあるネジが2本あるので、それを外します。
(7) スピーカーへの配線(2本)の半田付けを、半田ごてを使って外します。
これでフロントパネルまで外す事が出来ます。
2.トラッキングなど調整個所と手順について
トラッキングなどの調整箇所と手順については、テクニカルガイドの抜粋として以下のファイルにまとめました。なおBFOは一般的な455kHzではなく、550kHzでの調整となります。