RP-1600Fの内部と調整

 ここでは、RP-1600Fの内部と調整箇所について、分かる範囲で記載します。
 なお間違いなどがあるかもしれませんし、画像が多いのでこの点はご容赦願います。またくれぐれも自己責任で行ってください。故障などが発生した場合の責任は取れませんので、よろしくお願いします。

1.分解手順

 分解は比較的簡単です。ただ裏蓋のアンテナと基板が細いケーブルでつながっているので、切断しないよう注意が必要です。
 組み立ては、分解と逆の手順で行います。

 (1) 本体裏面のネジ4本を外します。ネジは4本とも同一のものです。

 (2) 裏蓋を外すと、以下のようになります。

 (3) チューニング、音量、音質、バンド切替のつまみを全て外します。

 (4) スピーカー線の基板側コネクタと、アンテナ線をロッドアンテナに接続している金具を外します。外した後はシャーシをフロントパネルからゆっくり引き離します。

  (5) 外してシャーシをひっくり返すと、以下のようにフロント面を出す事が出来ます。

2.電解コンデンサの交換

 この機種は電解コンデンサを交換する事で音質アップを図ることが可能です。今回は、以下のA〜Eまでの5個を新品と交換しました。
 交換ではA〜Cは標準品で良いですが、D,Eはオーディオ用を使うと効果がより大きいと思われます。今回はニチコンのKW(オーディオ用標準品)を使っています。他は標準品(日本ケミコン・SMG等)で大丈夫でしょう。
 画像は交換後のものです。

 容量は以下の通りです。耐圧は10V以上なら問題ありません。

A・・・1000μF B,C・・・470μF D・・・47μF E・・・100μF

3.調整について

 調整箇所については以下の図に記載してあります。MARKERはマーカー調整用、METER Adjustはメーター調整用です。
  メーター調整は、MWを受信して一番下の周波数までダイヤルを持っていき、SENSを「LOCAL」にした時にメーターの針が「0」になるよう半固定抵抗を調整します。

 調整だけ行うのであれば、裏蓋を外すだけで可能です。


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